両山紋金峰山福田寺

福田寺とは

福田寺

山号は金峰山(きんぽうざん)、寺号は福田寺(ふくでんじ)の曹洞宗のお寺です。
元来真言宗としての開宗寺院であったと言い伝えられております。
天文18年8月(1549年)曹洞宗に改宗開山されました。 入口付近の丘の上には旧仙台藩柳津で幕藩体制時代の最後の殿様を勤めた布施備前と家臣達の墓があり、山門には南北朝時代の板碑、境内には、四良次延命地蔵尊堂や、安産を祈願する高屋観音様をお祀りしています。
明治19年(1888年)9月29日、遺志により肝臓ジストマ病解明のため自らを献体とした、鈴木安上右衛門の解剖が当寺で行われました。

曹洞宗とは

曹洞宗とは日本の禅宗の一つです。
インドでお生まれになられたお釈迦さまの教え、おさとしを幾世代にも渡って祖師方が、悟りの生活を通して、師匠から弟子へと受け継がれ、インドから中国そして日本に伝えられてきたものです。 そして、お釈迦さまの教えを日本に伝えられ、永平寺を開かれた道元禅師を「高祖」(こうそ)とあがめ、總持寺を開き、教えを全国に広められた瑩山禅師を「太祖」(たいそ)と仰ぎ、このお二人の祖師を「両祖」と呼び、この三師を「一仏両祖」としてお祀りしお慕い申し上げています。
その為、曹洞宗の本山は福井県にある永平寺と横浜市にある總持寺の二つあります。

歴代住職

世代
住職名
備考
開山
台巌壽桃大和尚
天文二十年二月六日示寂
二世
大雲玄吉大和尚
三世
明屋昌哲大和尚
四世
中興
萬秋林渚大和尚
五世
自峯昌宅大和尚
六世
蘭渓梵芝大和尚
七世
肯心寶積大和尚
八世
紫嶽喜雲大和尚
九世
優巌玄恕大和尚
十世
玄門祖庭大和尚
十一世
日方宗輪大和尚
十二世
卓宗廓然大和尚
十三世
笑山義徹大和尚
十四世
大雄益乗大和尚
十五世
徳秀有隣大和尚
十六世
禅戒恵正大和尚
十七世
貫戒良禅大和尚
十八世
徳應勇山大和尚
十九世
密参晦禅大和尚
廿世
珠輪智観大和尚
明治三十五年八月十五日示寂
廿一世
中興
哲輪智専大和尚
昭和三十年五月十七日示寂
廿二世
哲明智玄大和尚
昭和五十二年二月五日示寂
廿三世
東堂
哲運智雄大和尚
廿四世
当代
哲眞勇貴

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